色とデザイン

色とは

  • 色の論理的な構成要素
    • 明度
      • 色の明るさ
      • 太陽の明かりの強さを考えれば良い
      • 明度が高いと、明るく感じる
      • 明度が低いと、暗く感じる
    • 彩度
      • 色の鮮やかさ
      • 絵の具に水を混ぜる量を考えれば良い
      • 彩度が高いと、強くくっきりとした色になる
      • 彩度が低いと、薄く、ぼんやりとした色になる
    • 色相
      • 色の傾向(赤、青、黄、緑、ピンクなど)を決める
      • 色相は360度で色が一周りする。(後に述べる色相環
  • 色立体と色相環
    • 色立体
      • 色の構成要素である明度を回転軸、彩度を長さ、色相を回転角で表した物
      • 三つを決めると色が特定される
    • 色相環(カラーホイール)
      • 色立体を明度Yの平面で切ると、彩度、色相が連続に変化する円が出来る。これを色相環と言う
      • 明度0(地球で言う赤道)の部分で切ると、最も色がはっきりとした(鮮やかに映えた)色相環になる

共感覚によってイメージが定着した物?
(赤→血、興奮、危機 青→水、冷たい 緑→木々、落ち着き、憩い 茶→木々、土、落ち着き、憩い)

色の特性

  • 原色
    • 赤、青、緑を光の3原色と呼ぶ
      • 赤、青、緑の光を混ぜると白になる
    • 赤、青、黄を色の3原色と呼ぶ
      • 赤(正確にはマゼンダ)、青(正確にはシアン)、黄のインクを混ぜると黒になる
    • 赤、青、緑(色の3原色の場合、白、赤、青、黄の4色)を混ぜると全ての色が現れる
      • この内彩度1(最大値)、明度0に当たる物を原色と呼ぶ(事にする)
  • その他の色
    • 色相環の180度対極にある色同士を補色と言う
    • 彩度1(原色)の色に、明度、彩度を調整して出来た色を中間色と呼ぶ。
      • 原色に様々な灰色を混ぜた物をイメージすれば良い
  • 物理特性上の色の説明
    • 光の3原色と色の3原色で使われる色が異なるのは以下の理由による
    • 色とは、光の波長を人間の眼(錐体細胞)が吸収した割合を示している物である
      • 赤、青、緑は特定の波長の光に過ぎない
      • 物理上の波長によって決められた色と、論理上赤、青、緑を混ぜて作られた色(赤、青、緑の波長の組み合わせ)のどちらを吸収しても、人間は同じ色と感じる
    • 光の3原色
      • 直接眼に入るので、そのまま光の色を認識している
      • 混ぜた場合複数の波長を錐体細胞が認識するので、白っぽくなる
      • このような性質(足せば足すほど明るくなる)を加法混合と言う
    • 色の3原色
      • 光を吸収しているインクの色を表わしている
      • インクは特定の波長を吸収して、残りの色を反射している
      • 反射された色(光)が人間が認識する色
      • 光と異なり全て混ぜると全ての色を吸収してしまうため黒っぽくなる
      • このような性質(足せば足すほど暗くなる)を減法混合と言う

色のイメージを用いたデザイン

  • 単色の持つイメージ
      • 激しさ
    • ピンク
      • 可愛らしさ
      • 柔らかさ
      • 冷たさ
      • 冷静さ
      • 落ち着き、安心感
      • 柔らかさ
      • 明るさ
      • 落ち着き、安心感
      • 柔らかさ
  • 色の組み合わせによるイメージ
    • 原色同士を使うとけばけばしい、はっきりとしたイメージになる(最も強烈な印象になる)
    • 補色同士を使ってデザインすると、コントラストが強い(はっきりとした、明るい)イメージになる
    • 中間色同士を組み合わせて使うと落ち着きのあるイメージになる
    • 中間色をバックにして、前面に原色に近い色を配置するとまとまり、メリハリのある図になる
    • コントラスト
      • 色相、明度、彩度を強く差を付ける事で、はっきりとした区別を付ける
      • 補色(色相)コントラスト
      • 明度コントラスト
      • 彩度コントラスト

部屋の色彩デザイン


せいりちゅー&つくりとちゅー。